バウムテストの評価のしかた:3つの視点で解釈を進めよう

評価
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バウムテストの評価手順は以下の通りです。

①全体的評価(印象評価)
②形式分析
③内容分析
この3点を総合して考え、推定できるパーソナリティをまとめ「総合解釈」を行います。
言うまでもなく、最も大切なのは【①全体的評価】です。

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①全体的評価

木全体の印象をつかむことが大切です。この時点ではサインを探すことはしません。

・エネルギーの豊かさを感じる木か
・全体の調和、バランス

感じたままにメモを取っていきましょう。

②形式分析

この段階では以下の特徴を捉えましょう。

用紙上の位置
・筆圧
・ライン、描線(震えや破線など)

この段階でも細かいサインに注目することはしません。

③内容分析

描かれた木を構成する要素(樹冠、幹、根など)の特徴を見ていきます。

もちろん主要な部分だけでなく

・ウロの有無
・実や葉
・陰影

などの観点も重要です。

まとめ

それぞれのサインは被験者のパーソナリティに直結するものではありません。
解釈の可能性は複数あるのが通常です。

複数ある解釈のなかで、被験者にとってどれが適切であるかの判断は①全体的評価で決まります。

総合解釈を得たとしても、問題点だけを取り上げたものにしないことが大切です。
被験者のプラス面や健康的に評価できる点を見出して、バランス良く解釈することが望ましいでしょう。

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